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在宅で身内を介護してきた経験を踏まえてつどい場さくらちゃんを立ち上げた理事長の丸尾多重子さんは「介護はわが身に降りかかってこない限り、いつまでも他人事」と言います。
サロンでも、ユーモアを交えた言葉に経験から来る知恵を交えて、実際に介護をしている人や介護に対するいろんな思いを受け止め、力づけたり、ねぎらったり。参加者は1歳半~70代までの20名。特に男性参加者から、会社人間だった人が介護を担うことがどれほど大変で周りに理解されにくいかという発言がありました。丸尾さんも「『介護が生きがいです』という男性がいるけど、そんなこと言ってたらつぶれてしまう。人前で本音が出せて、泣けるようなったら、それは本物。難しいけどね。」美味しいものを食べて、泣いて、笑って、ホッとして、地域の介護力を底上げする。その場にいる人の誰もが元気になる、そういう場の大切さを実感できるひと時でした。