イベント情報
「オリンピックとカジノ万博は現代のバベルの塔か?-科学技術とプロテスタンティズムの倫理ー」をテーマに塚原東吾さん(神戸大学教授)にお話をいただきます。
塚原東吾さんは、『福音と世界』2019年8月号に、同名の論文を書かれています。その最後の部分に次のように書かれています。
「筆者は神学には門外漢だが、カール・バルトにはリスペクトを惜しまない読者の一人として、いまバルト読みの方々に問いたいのはこういうことである。たとえばバルトの神義論は、さまざまな論者によって実に詳細に論じられているが、現実の問題にどのように答えるのかがどうもよく分からない。火急の問題としては、バルトなら、ギャンブルを「悪」と考えていただろうか? カジノ万博やオリンピックのメダル獲得競争は「(神の)愉快」なるゲームとしてたのしまれるべきなのだろうか、それともそれは「悪」なのだろうか? これらのメガイベントは、ノアの洪水に対してきわめて脆弱な場に建てられるバベルの塔(なう)ではなかろうか。だとしたら、これもバルト的な「危機」ととらえられていいのではなかろうか。」
〇参加費600円(当日会場でお支払いください。)
団体名称 | 神戸学生青年センター |
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