詳細資料_東日本大震災被災者招へい事業

詳細資料_東日本大震災被災者招へい事業

東日本大震災被災者招へい事業(平成27年度)

内容

東日本大震災から5年となった東北の被災地において、多くの地区で復興事業が進んでおり、災害公営住宅に転居する被災者もふえ、将来の希望も見えつつあります。しかし、仮設住宅などで不自由な暮らしを強いられている被災者が残されています。また、災害公営住宅におけるコミュニティづくりなどの新たな難しい課題も生じており、阪神・淡路大震災からの復旧・復興を経験した兵庫県に対し、引き続き、東日本大震災被災者に寄り添った支援が求められています。
ひょうごボランタリープラザでは、関西広域連合のカウンターパートナー方式で兵庫県の相手先となった宮城県を重点的に支援してきました。特に、名取市「愛島東部団地仮設住宅」「箱塚桜仮設住宅」と東松島市「市営小松南住宅」の住民とは、ボランティアバス実施等を通じて深い「絆」を紡いできました。大津波で多くの住民が犠牲となりましたが、各地区の仮設住宅・災害公営住宅の住民は、生活再建への努力を続けています。
しかし、各地区とも多くの課題が残されています。仮設住宅においては、経済的自立が難しい被災者が仮設住宅暮らしを余儀なくされており、全住民が恒久住宅に転居できる目途がたっていません。また、空室増加に伴うコミュニティ機能低下や、長年の仮設住宅生活による健康悪化等の問題も顕在化しています。一方、災害公営住宅においても、さまざまな地区の仮設住宅住民が転居してきたなか、人と人のつながりが希薄で高齢者の閉じこもりや孤独死も懸念され、新たなコミュニティづくりが課題となっています。
そこで、今年度も、各地区住民の要請も踏まえ、東日本大震災からの復興支援を通じて絆を育んできた兵庫県に各地区被災者を招き、 阪神・淡路大震災から21年を迎える兵庫の震災復興記念行事等への参加、支援団体・関係者との交流を通じ、地域の復興への思いを深めてもらうこととしました。また、兵庫県としても、2つの大震災の記憶・教訓を新たにし、今後の災害への備えとして、被災者支援活動を育み継続していく必要があることから、今年度も当該事業を実施しました。

事業実施期間

平成28年1月15日(金)~18日(月) 4日間

被招待者

宮城県名取市・東松島市の被災者 11名
※名取市閖上地区・東松島市で被災し、同市内の仮設住宅等で生活している方々

行程概要

1月15日(金)

06:00
19:00

宮城県東松島市「市営小松南住宅」・名取市「愛島東部団地仮設住宅」出発(バス移動)
神戸市内到着(宿舎・神戸ポートタワーホテル前)

1月16日(土) 午前
14:30
18:00
自由行動
東日本大震災復興支援フォーラム(プラザ主催事業:ポスターセッションを含む)に参加(神戸クリスタルタワー)
兵庫県の被災者支援関係者等との交流会(神戸ポートタワーホテル)
1月17日(日) 5:46
11:40
11:46
19:30
阪神・淡路大震災追悼行事参加(三宮・東遊園地)
ひょうご安全の日 追悼式典参加(HAT神戸)
14時46分 3.11追悼行事参加(三宮・東遊園地)
神戸三宮から宮城県に出発(バス移動)
1月18日(月) 9:00
10:00
宮城県名取市「愛島東部団地仮設住宅」
東松島市「市営小松南住宅」到着

 

過去の開催状況


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